ヅカファンの独り言

宝塚歌劇団宙組のファンです。観劇の感想や日々の出来事、そして私の気持ちを書き連ねていこうと思います。

退団と新陳代謝

宙組の退団ラッシュで思ったこと。

 

まず、スターの退団は新陳代謝を繰り返す宝塚にとって必要不可欠です。

 

退団はとても寂しいです

特にご贔屓様の退団ときたら、生きる屍のようになり何をするにも魂の抜けたような状態で、退団までの日数を数えては涙をながし、ご贔屓様の舞台姿を観ては涙をながし、最後のお茶会・最後の舞台写真・最後の入り出待ち…とそれまで当たり前のように“最後”に涙をながし、とにかく寂しい悲しいの感情で身も心もいっぱいいっぱいになりますよね。

私も体験したことあるので寂しい気持ちはとてもよくわかります。

 

けれど、いま退団を惜しまれているスターたちにも当然下級生の頃があって、その当時の上級生の(スターの)方々が惜しまれつつも退団したから次は自分たちの番だと、より多くの活躍の場を得てスポットライトを浴びることができるようになった。いつかはその場所を次の世代に引き継ぐ必要がある。

宝塚はそうやって新陳代謝を繰り返してきたから、偉大な歴史を更新しつつ現在も輝きを失うことなく続いているのですよね。悲しいとか寂しいとか、退団に関する感情は人それぞれでいいと思います。

でも、その退団を誰かの(主に下級生の)せいにして批判をしたり罵ったりするのは間違っていると私は思います。

それは宝塚の伝統を根本から否定していることに等しいとさえ思います。

 

ご贔屓様が退団された後も、次の世代のスターたちを快く応援し見守ることもまた、宝塚ファンの務めだと思うのです。

とは言え退団公演中はそんな周りのことを考えている余裕などないですよね。思う存分、後悔のないよう、ご贔屓様のお姿を堪能してください。退団されてしばらく経って気持ちが落ち着いた頃、残った組子に思いを馳せて、気持ちだけでもどんなにささやかでもいいのでエールを送っていただけたら幸いです。

そうやって尊い伝統は続いていくのですよね。

そして、その伝統を受け継ぎ次に続けていく使命が私たちファンにはあるのだと思います。

 

 

 

私の過去のご贔屓様と現在のご贔屓様についての話は以下に。

 

私が直面したご贔屓様の退団は2017年。

まぁ様(朝夏まなとさん)の退団。

さらに追い打ちをかけるように、ゆうりちゃん(伶美うららさん)も退団。

あの当時は、大好きなお二人が同時に宙組から、宝塚からいなくなってしまうことが寂しくて寂しくて悲しくて悲しくて仕方なかった。

その退団公演(『神々の土地』『クラシカル ビジュー』)で見つけた希望の光がもえこちゃん(瑠風輝・研7(当時は研6))だった。

トップになることだけがスターじゃないからそこはあまり考えなかったけど、パレードで下手の端の方にいたもえこちゃんと確かに目が合ったあの日、まぁ様の意思を継ぐ未来のスターだと確信した。

正確にはあの時は確信したくてすがる思いだった。

まぁ様は私にとってかつてのご贔屓様であり永遠に特別な方。

もえこちゃんは私にとって沢山の夢をみせてくれる現在のご贔屓様。